機材オタク共通の悩みって
お金がないことだと思うのですが
「 自作すればエフェクターとか安く手に入るんじゃね?」という考えでエフェクター自作を始めた・始めようとしている方も多いと思います。僕もその1人。
これから初心者かエフェクター自作に取り組んでみた記録を書いていきたいと思います。
ちなみに、私はこの記事にあるユニバーサル基盤での製作はまだ達成できていません。。ほかにも方法があるのですが、それについては後日。
本記事では挑戦からユニバーサル基板での自作の断念、そして新たな方法に辿り着くまでの流れを書いていこうかと。
さあ、エフェクター自作といっても欲しくないものを自作しても全く楽しくありません。私はHermida AudioのZendriveを自作したいなと思いました。シンプルとはいえ身の程知らずでした。。
初心者が最初にここでぶち当たる壁。。何からどうして何を集めてどうすればいいかわからない
当然です。初心者なんだもの。ネットで調べたはいいもののなかなか全部が綺麗にまとまってる記事ってありません。私は大人しく自作のための本としては定番のこれを買って読むことにしました。
やっぱりその他の一流の人が書いてるだけあってわかりやすいです。中には何個かエフェクター自作の例も細かく載っており、今思えばまずこれを作ってから挑戦するべきだったなあ…
一通り揃えればいいものはこの本に載ってます。あとはAmazonなり何なりで全部集めれば良いかと。
…しかしこの準備するものにも意外とお金がかかります。2〜3万。まともに何個も作れるようにならないと元取れません。引き下がれないです。正直この覚悟がない人はやめといた方がいいです。ネットに書かれてるほど楽じゃないです、自作って。慣れるまでは結構時間もかかるので(1日余裕で消えます)社会人の方などは特にこの点がデメリットな気がします。
そして、その次は自作するためのレイアウト(作り方が図になっているやつ)を見つけなければなりません。だいたい日本語で「〜〜 レイアウト」(〜〜はエフェクターの名前)で調べれば出てきます。あとはこれに従って本とか参考にしながら部品をつけて配線していくだけ。言うのは簡単。
注意なんですが英語で「〜〜 layout」と調べてもいろいろ出てくるんですが、それは後述するベロボード、ストリッパボードと呼ばれる基板を用いたレイアウトのことが多いので注意。
抵抗等の部品も買わなくてはいけません。おすすめは秋月電子さんです。一番安くて一番いろいろ揃ってると思います。あと、部品集めの際、いろんな値段のものがあって困ると思います。私は最初のうちはもう安いやつで良いと思います。だって半田付けのミスとかでパーツ無駄にしまくりますから…拘るのは安定して作れるようになってからでもいいのかなと。
さて、私もユニバーサル基板でエフェクター自作にチャレンジしてみました。
結果
失敗。
難しいですよ本当に…私の場合はオペアンプのソケットの半田付け不良だったり、汚い半田付けでどっかショートしたりと散々でした。トゥルーバイパス回路はすぐに作れたのですが。
ユニバーサル基盤でのエフェクター自作でとにかく注意しなくてはいけないのは隣同士の穴に取り付けた部品がハンダでくっついてしまわないようにすることかなあと。とはいっても結構穴の間も狭いため、器用でない人にとってはかなりの地獄です。。。
ハンダ吸い取り線でのやり直しもそんなに気軽にできるものではないなあと感じました。過熱しなければもちろんハンダは吸い取れず、でもしすぎると下のランドがはがれて終了。。結構一発勝負勘あります。
また慣れていない素人がやると、本当にどこに何をつければいいのか、ということをユニバーセル基盤では見失いがちです。何も目印がないですから。注意点としては、基板の金属面では無い方に油性のペンでレイアウトを書き入れるとミスが少なくなるかな、ということですかね。簡単なものでこんなの間違えるわけないだろうと思っていても結構ミスが出てしまいますので。
エフェクター自作に失敗した私。グーグル検索をしていると海外のエフェクター自作サイトにたどり着きました。見てみるとレイアウトが少し違います。ストリップボードとかいうまた別の種類の基盤だそう。。
んで、ユニバーサル基板は一旦置いといてストリップボードに浮気してみることにしました。現在国内で売ってるのは共立電子さんとギャレットオーディオさんぐらいでしょうか。国内ではマイナーですね…
part2では日本語記事があまりないストリップボードでの自作方法について書いていきたいと思います。
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