2017年09月10日

テレキャスターのサドルを交換してみよう!!

 皆さんこんにちは。今日はみんな大好きテレキャスターのお話。

 まさにFenderエレキギターの元祖といえるテレキャスター。ルックス、音、どちらも私は大好きで長年使用しています。どんなカラーリング、材質、指板でもかっこいいなんてギター、そうそうありません。ギタボでも、りードで使っても良いですし、ジャンルを選ばない。ハムを載せても映えますね。テレキャスター警察の摘発を受けることになってしまいそうですが。

 そんなテレキャスター。もちろんすべてが完璧な構造ではなく、しばしばその欠点を克服するために様々な改造が施されます。フロントの出力が低いからハムバッカーを乗っける、ハウリングを抑えるためにブリッジプレートを重くする、、など。今回私がしたのはブリッジサドルの交換です。

交換の理由
 今回交換するに至った理由は二つ。オクターブチューニングの改善と音色の追い込みです。

 自分のテレキャスターはFender Telebration 60th Lite Rosewood Telecasterというもの。スプルースをローズウッドで挟んだボディにローズ指板、メイプルネックというかなり不思議な木材の組み合わせのものです。音はアルダー製のテレキャスター寄りと思ってもらえれば。それより少し柔らかくプリッとした音ですが。純正のブリッジサドルはスチール製のスパイラルサドル。溝が彫られており、この間に弦が乗ることでずれないようにする構造。オリジナルでは1958年から1968年までの仕様です。見た目はかなり渋いですね。ビンテージぽい。

 まあ、ほとんど不満はなかったのですが、PRSやIbanezを弾いた後だとどうも気になってしまうのがオクターブチューニングの狂い。テレキャスターのブリッジサドルは基本的に3Way。弦ごとに細かくセッティングすることは不可能なので、どうしてもハイフレットでの演奏やコードの響きの悪さが気になっていました。

 また音色も単体で弾いていればまろやかでいいのですが、テレキャスターにしてはかなり高音がおとなしくまとまっている音でした。個人的にもう少し抜けてほしかったので、材質を変えてみたらいい方向に動くかな??とも思いました。

選んだサドル

 さて、交換しようとはいっても毎回のことですが悩みます。同じ悩みを持ってる人はいっぱいいるみたいで、各社様々なものを出しています。

 まずは3Wayか6Way(ストラトキャスターの様に各弦独立してるやつ)。個人的には3Wayじゃないとテレキャスターではないと思っていたのでこれは前者で決まり。

 材質は見た目も好きですし、高域が欲しかったので響きのよさそうなブラス製に。音が暴れやすいとも聞きましたがむしろそのほうがありがたいなと。

 オクターブが合う3Way、ブラス製となると選択肢は限られてきます。サドルを傾けて合わせるタイプのやつはいやだなあ。。。ということで私が選んだのはこちら。


 信頼のGotoh。ブラス製で見た目は通常の3Wayですが溝がオクターブが合うように計算されて切られているものです。お値段4000円。安くもなく高くもなくといったところですが果たして。。

変えた結果
こんな見た目になりました。
unnamed (2).jpg
 結構いい感じ!見た目は合格。

 オクターブチューニング、大改善。何の文句もないです。音も低音が落ち着き、プレーン弦がかなり前に出てくるようになり、まさに狙い通りの結果が得られました。これ以外に本当に言うことないです。バリなどは全くないですし、サドル自体の出来は非常に良いです。ちなみに元が悪かったわけではないからか、サステインはあまり変わらず。

 正直全てのテレキャスターユーザーにお勧めしたいです、これは。安ギターのやつをこれに交換してみても面白いかも。ぜひ皆さんもお試しあれ。チタン製もあるのでお好みで。

posted by ミウラ at 08:30| Comment(0) | 機材レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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