
Sterling by MusicmanのJP70です。ジョンペトルーシ大先生のシグネチャーモデルとして大人気を集めているMusicmanのJPシリーズ。廉価版ブランドであるSterlingでも販売されているんですね〜現在(2018年2月)JP60,70,100,150,157などいろいろ出ていますが、私が買ったのは最も安い7弦モデルJP70。
各機種のスペックをなんとなく並べてみると、、
JP60 バスウッドボディ、メイプルネック、ローズウッド指板 オリジナルピックアップ
JP70 上記の7弦バージョン
JP100 マホガニーバックにハワイアンコアトップ、メイプルネック、ローズウッド指板、Dimarzioピックアップ
JP150 マホガニーバックにメイプルトップ、メイプルネック、メイプル指板、オリジナルピックアップ
JP157 上記のローステッドメイプルネック(加熱処理をして耐久性とか響きをよくする効果があるらしい)、7弦Ver.
て感じ。JP100だけスペックに力入りすぎでは?ちなみに全部メイドインインドネシア。
おそらくギタリストの中で意見が分かれるものとしてバスウッドボディはどうなのか。。。というのがあります。メイプルと組み合わせるとかなりいいらしいですが。私の場合Ibanezの件もありましたし、Musicmanの名を廉価版とはいえ背負っているし、いい音するだろうということで購入。The Enemy Insideをコピーしたかったのです。
実際に使ってみて
廉価版とはいえ8万円ぐらいはするこのモデル。ただ相応の価値はあるな、というのが感想です。
まずは見た目から。私が買ったのはパールメタリックのレッド。これはかなりかっこいい仕上げです。丁寧にできています。指紋が目立つのは仕方がないかなと言ったところ。インレイやヘッドもきれいです。
肝心なのは使い勝手ですね。ペグはロックペグ、ブリッジはオリジナルのシンクロナイズドですが、アームの可変幅はフロイドローズ並みです。ですがチューニングの安定性がすごい。ここは感動しました。しっかり調整してあればロック式トレモロはいらないと思わせます。
コントロールはボリューム、トーン、3Way切り替えスイッチ。特に不満なし。
オリジナルピックアップは思ったより、というか結構いいです。Dimarzioに全力で寄せた音がします。リードプレイにはばっちし。かなり高出力です。低音の解像度はさすがに甘く感じたのでこの点に不満を持たれる方はいると思います。
そして最後にネック。Musicmanのギター、ベースでは毎回言われているようにネックが弱いという特徴がやっぱりありました。7弦だと張力も大きいため、張り立てだと反りはどうしても大きく出てしまいますね。落ち着くまでしばらく我慢が必要かな、と思いました。
しかし弾きにくすぎ!というほどではないです。セッティングをしっかり追い込みたい方はナットの調整も込みで考える必要あり。というレベル。どうしても24フレット構成のためハイフレットでの音詰まりが単純にサドル調整をしただけだと起こりやすいので、トラスロッド調整も場合によっては必要か。ただあんまり触るべきではないと思います。
フレットの仕上げは丁寧。ローズウッドはかなり質のいいもののように見えます。指板のRも平らすぎることもなく、持った感触は本家譲りです。友人のMusicman(USA)と比較してみましたが、多少ファットに仕上げられています。ハイフレットの弾きやすさはトップクラス。
スケール(25.5インチ)とヘッド角度のため、テンションは7弦にしては緩めですね。弾きやすいですが太めの弦を張りたくなる人もいると思います。
後本体が結構重い、、、、これも人によってはしんどいかも。
こんな感じです。悪いところもしっかり書きましたが、私はかなり気に入ってずっと使っています。セッティングをしっかりとすれば、本家を買わなくても満足できるポテンシャルは十分あるように感じました。初めての7弦ギターをどれにしようか迷っている方、お試しあれ。