2017年10月26日

Bogner Ecstasy Blue レビュー!!最強のプレキシ・オーバードライブ!

皆さんこんにちは。なかなかコンスタントに記事アップするのって難しいですねごめんなさい…最近どんどんこのブログも見てくださる方が増えて、検索でも1位2位あたりに表示されるのも珍しくなくなってきました。嬉しい。いつもありがとうございます。

さて、今日は最新機種、といったわけではないですが。ここ数年間高級な歪みペダルとして高い人気を誇るBognerのEcstasy(ペダルバージョン)の中からこちらをレビューしたいと思います!!
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Redの方だと思いましたか??残念Blueです!!Redの方はがっつりディストーションですが、こっちはまさに正統派クラシックトーンからモダンスムーズな音まで出せちゃう万能なやつなのです。ではレビューいってみましょう!

Bogner Ecstasy Blue
さて、このエフェクターに関してはご存知の方も多いと思いますが。製造はBogner(アメリカのハイエンドアンプメーカー)によるものです。音はマーシャルサウンドを基本としたプレキシ・改造マーシャル系の音です。きめ細かい歪みと独特の鼻詰まり感(プレキシ)、ガツンとパンチのあるリードサウンド(改造マーシャル)を兼ね備えている素晴らしいアンプです。ジャンルはもうなんでもいけちゃう。

数多くのプロギタリストも愛用しているBognerのアンプの中でもこの機種はEcstasyというアンプのBlueチャンネル(マーシャルで言えばクランチチャンネルだと考えて頂ければ)を再現したものになっています。Redの方はがっつり歪むRedチャンネルを再現したやつですね。

ルックス・コントロール
Blueと名が付いているように、本体も鮮やかな青で仕上げられています。値段相応の高級感があっていいですね。ノブは実機アンプと同じようなものが付いていて、ワクワクしますね… サイズはブースト付きエフェクターとしては一般的なサイズだと思います。

コントロールは、、、、めちゃくちゃ多いですね……Variac、mode、pre eq、structureの4つの切り替えスイッチにゲイン、ボリューム、3バンドEQにブーストした際のゲイン、ボリューム設定ノブ。。。

相当音を作りこめます。

実際に使ってみた

評判良いのも納得のクオリティというところです。オーバードライブペダル探しの決定だとなりうる存在だと思います。

まず基本のサウンドですが、やっぱりマーシャルの風味を感じさせます。EL34管の音とでも言いましょうか。。。一般的なマーシャルの荒々しさ、鋭さ、鼻詰まり感を持っています。

しかしBognerらしさで言えば全体的にシルキーということがあります。歪みの質が細かいんですよね。ですが芯はしっかり残っている感じ。個人的には中ぐらいの歪みにセッティングした時のクラシックトーンがたまらなくオシャレで好きです。

クリーンセッティングをすると弦ごとの音が際立つように思います。キラキラするというか。アコシミュみたいという表現をどこかで見ましたが間違ってないなと。

EQの調整や各スイッチで音はかなり変わっていくので、長くなりますが説明していこうかと。

まずゲイン幅について。ギター側の出力にもよりますが案外歪むように思います。シングルコイルでもクリーン、クランチ、オーバードライブは完全にカバーできますね。ハムバッカーでは歪みすぎないディストーションまでいけます。ハイゲインサウンドは出ませんが、という意味合いです。ゴリゴリに歪ませてザクザクリフを弾くなら絶対にRedですが、それ以外の用途ならBlueで十分事足ります。

EQですが、結構しっかり効きます。ただ単純にその帯域が変わるといった感じではなく、ギターだったり、他のEQ、スイッチとの組み合わせでかなり効きが違うように感じます。適当にセッティングしても良い音が出てしまうのがずるいんですが、かなり長い時間触らないと本当の実力は発揮させられないタイプだと思いました。

私個人の使い方としてはローが結構出るように感じたのでローは10〜11時、ミドルは10〜12時で調整、ハイは12〜13時ぐらいで設定しています。

Variacスイッチは面白いですね。アンプを低い電圧で稼働した際の音を再現しているそうです。オンにすると音量が下がります。あれそれだけ?と思いきや。下がった分ボリュームを上げてみましょう。歪みが増えています。効果としては音量が下がり、コンプ感が強くなると同時に歪みの限界が上がるといったところ。僕はオープンなサウンドの方が好きなので基本はオフにしていますが、がっつりリードを弾くときとかはオンにして弾くとすごいスムーズなサウンドが得られるように感じます。

続いてmodeスイッチ。plexiモードとBlueモードの切り替えができます。前者はクリーン〜クランチで音を作り込む時に向いており、後者はオーバードライブ〜ディストーション手前までをカバーできるようになります。お好みで、といった感じですかね。僕も行ったり来たりしてます。これはplexiからblueに切り替えると歪みも音量も上がります。

pre eqはローゲイン設定の時に効果を良く発揮します。ブーストスイッチをオンにして結構歪ませているような時にはあまり違いは出ません。サウンドのオープンさ(広がり、明るさ、サウンドのレンジと解釈しています)と高域の倍音を調整するもののようです。結構変わります。クランチの時少し抜けが、、とか、ハイが痛い、、とか、音の雰囲気を、、といった時に切り替えると強い。

structureスイッチはBognerのアンプの各世代の音を切り替えEQのシフトとゲインのストラクチャーを調整する、、、ものらしいです。クラシック〜モダンといった感じに雰囲気と歪みの量、トーンが変わります。強い。僕は101と20thを使っています。101が基本で、モダンにして歪みを増したい時は20thにしています。

ブーストスイッチを押した時のゲイン、ボリューム設定もできます。ボリュームはゼロにしていてもブーストを踏むと微妙に音量が上がってしまうのはマイナスに思う人もいるかも。基本僕はゼロです。ゲインもゼロにしてても増します。マックスにするとかなりがっつり歪みますね……これがあるだけでバッキング〜リードはバッチシ。ギター側ボリュームでの調整も含めればこれ一台でいけちゃうレベルですね。

気になったこととか
さて、ここまでべた褒めしてきましたが、何点か注意点とか。まずこの手のエフェクターを買う人にそんな人はいないと思いますが、Bognerの音になるので、透明感が欲しいとか、後のアンプの個性を生かしたいという人には向いてないと感じました。JCでもマーシャルでもこれ突っ込んどけばからの音です。つまりJC対策には非常に良い。

ブースト抜きでクリーンにセッティング、ブーストでオーバードライブ、手前にゲインブースターとしてなんか置いとけばもうそれだけでJCが真空管3chアンプみたいになりますし。

Redとの比較ですが、僕はこっちの方が好きですね〜がっつりディストーションなら他にも色々ありますが、これぐらいの歪み量でアンブライクで使い勝手がいい、となるとかなり限られます。

RedよりBlueはワイドレンジで透き通っており、耳あたりが良いです。ハードロックぐらいの歪みを必要とする場合は絶対Redですが、ポップス、ブルース、ロックに使うならBlueでしょう!!

気になったこととしてはノイズ。内部昇圧してるせいかなんかジーーーッというノイズが入りやすいように感じます。

後あくまでマーシャルトーンなので、鼻詰まり感が気になることも。そういう時はトランスペアレント系のオーバードライブでも使いましょう。

外部スイッチの動作がラッチで動作しないというのも盲点でしたね。trsでオンオフ、ブーストオンオフが両方同時にできますが、スイッチャーに組み込んで動作させる際は少し苦労するかも。(後日多分記事にすると思います、Roland万歳)

まあ、真空管が入ってないとは思えんぐらいにはハイクオリティです。素晴らしい。これ以上の物となるともう僕はあんまりわかんないです。お値段はそこそこですが、歪み2つ分と考えればそれほどでもないかも。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
posted by ミウラ at 14:20| Comment(0) | 機材レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月19日

ウクレレを買いました。Kanile'a K-1のレビュー サイズとメーカーについても。

皆さんこんにちは。ここ最近ずーーーっと雨が続くし、意味わかんないぐらい寒いし、気分は少し憂鬱。

さて、今回は夏の終わりに私が買ってしまったマイニューギア、Kanile'a(カニレア)というメーカーのウクレレ、K-1についてレビューしたいと思います。果たしてこのブログの読者さんにどれくらいウクレレに興味を持っている方がいるのかわからないですが。まあとりあえずいってみましょう!!皆もウクレレ始めようぜ
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私がまさに買った個体の写真です。
そもそもなぜ買った
自分に聞きたいです。ギタリストのはずなのに。

真面目に答えると、昔から家にボッロボロの激安ウクレレがあって、ちょくちょく触っていたのですが、流石にしっかりしたやつが欲しいなあと思いまして。ギターに比べてかなり小さいですし、持ち運びもしやすい。時間の空いた時に気軽に触れますし、音もアコースティック編成のバンドとかでかなり良いアクセントになるのでしっかりやってみようと思った次第です。

そこで選び始めましたが、迷うのはサイズとメーカーですね。

どれにしようの巻
先ずはサイズ。ウクレレにもギターと同じようにサイズが何種類かあります。バリトンはもうほとんどギターなので除外。ソプラノ、コンサート、テナーで迷います。

ソプラノは1番小さいやつ。ザ・ウクレレの音色が出ます。コロンコロンとした可愛らしい音。ルックスも最高ですね。女性が持つと魅力が50倍になります。だがしかし私(180cm)には小さすぎる……ソロ弾きをするにもフレット数が足りない。ロングネックといってスケールが長く、フレット数も多いものもあるのですが、個人的には後述するようコンサートの方がしっくりきました。

コンサートモデルは1番普通のサイズですかね。でも皆さんが想像するウクレレはソプラノだと思うので、少し大きいと感じるかもしれません。ボディサイズが一回り大きくなり、低音のふくよかさが出てきます。ウクレレらしい音は健在。こちらはネックも長くなります。個人的にはこれがベストでした。ウクレレの音がしっかり出ますし、ソロ演奏もしやすそうだったので。

テナーモデルは更に大きいです。ミニギター一歩手前ぐらい。男性はこれがスタンダードサイズらしいですが、自分が触った時はどうしてもウクレレらしさをあまり感じられず…サイズが大きくなると音がギターよりになってくるんですよね。弾きやすさ、音のバランスは素晴らしかったですが、ギターもあるのにわざわざウクレレを買うという今回の目的には微妙に感じたので、パス。でもソロ弾きをするならやっぱりテナーがベストだとは思います。実際に触ってみて判断するのがベストですね。

ちなみにボディサイズが小さいと音量が…といったことはしっかりとしたモデルならほとんど感じませんでした。

さて、お次はメーカー。どうしてもハワイアンコアのウクレレに憧れがあったので、どうしても価格は5万円以上になってしまいます。最初はT'sのウクレレにしようとしたのですが、、、やっぱりメイドインハワイがそのうち欲しくなると思ったので、奮発することにしました。機材を売ってお金を貯めました。。。

とはいえ、ハワイのメーカーもいっぱい。

まずはKoaloha(コアロハ)を触ってみました。かなりボディが軽いです。良いウクレレは無駄を削ぎ落としている・良い材を使っているために基本的には軽くなる傾向にあります。アコギも同じでしょうか。もちろん例外はあります。コアロハは中のライニングを省き、軽量で鳴りの良いウクレレを作っています。音がとにかく明るくて、元気。悪く言えば少し軽い。個人的にはネックの質感があまり好みではなかったです。またライニングを省いていることから強度の面も不安がありました。破損がよくあるようで。ただやはり音色はいいですね〜〜独特のヘッド、サウンドホールなどルックスの可愛らしさはかなりのものです。女性にオススメしたいメーカーかもしれません。

次はKanile'a。音色が全然違いました。音が太いですね〜〜柔らかさと迫力を兼ね備えています。ソロ弾きで使いたい音色です!!これは。ルックス、ネックのフィーリングも良いです。ところどころ構造が妙に近代的なのが面白いです。なんかTaylorぽさを感じるなあと思っていたらまさに協力関係にあるようで。びっくり。塗装のツヤやブリッジがそっくり。このメーカーはブレーシングに穴を開けることで鳴りを良くしようとしています。ヤイリのエアリーブレーシングと同じ考えですね。木目も非常によく、これに決めました。

kamaka、、、、高すぎて断念。。。。(試奏すらしませんでした) 聴かせてもらった感じ、正統派です。音は。あとやっぱし風格がありますね。いつかはテナーサイズを手に入れたいかも。

実際に触ってみた
いやーーーーやっぱし安物とは全然違います。当たり前。音量がまず出ますし、音の充実感が素晴らしいです。程よい太さ、そしてハワイアンコア特有の明るく乾いた高音。ローコードからハイフレットの単音まで良く響きます。
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ハワイアンコアの木目も素晴らしいです。フレイムが浮き出てきます。トップだけでなくバック、サイドにも出ている強烈なタイプ。これでレギュラーモデル、かなりの当たりだと思います。チューニングの精度も一切問題なし。ハワイ製のウクレレは作りが…という話を聞きますが、全く問題ないですね。所有欲の満たされっぷりはすごいです。

とまあ、現在の時点で書けることはこれぐらいでしょうか。満足度高い。ただお値段も高い(10万)。。。

安めのウクレレならやっぱりfamousですね。中華ウクレレもいいとは思いますが、やっぱり細部の仕上げ、重量、鳴りだけではなく音の質が違うように実際触ってみて感じました。ウクレレに何万は高い。。と思う方も多いとは思いますが、ギターよりは安いからな!!!ハイエンドが20万で買えるんだぞウクレレは!!金銭感覚の麻痺。てな感じでした!!あばよ!!
posted by ミウラ at 14:05| Comment(0) | 機材レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

Xotic XW-1 レビュー!軽量・ハイクオリティワウペダル

 皆さんこんにちは。今回はXoticのワウペダル、XW-1をレビューしたいと思います。
 
 こんなやつ。

ワウペダルって重くない?
 さて、なんか地味にコピーバンドをしていると必要に駆られるワウペダル。定番はCrybabyとかVOXとかだと思います。安いし。

 まあ。たまに使うぐらいならいいんですが、結構頻繁に使う人・ボードに組み込んでいる人はみんな思ったことが一度はあるんじゃないかってこと。それは重くてでかいってこと。

 普通に単体で数キロあるのがざらですし、ボードに入れれば入れたでとにかくスペース取るんですよね。

 まあ、メーカー側も当然このような声を聴いているのでしょう。各社ミニサイズのワウを出しています。

 ただ、ここまで小さいと音のクオリティやら、踏み心地やら、可変幅やらで納得がいかない人も多いと思います。使ってみるとわかるんですが小さすぎるやつはかかとで踏みにくいんですよね。だがしかしXW-1はそんなことないんです。

This is 最高にちょうどいいワウ
 XoticのXW-1。サイズは210mm X 100mm X 67mm、重さは980g。1キロを切っているってだけで感動ものですね。サイズも縦の幅が短く作られていますが、私(足のサイズは27.5)でも踏みやすい程度になっています。

 まずルックス。白の筐体に金属とゴムと樹脂で構成されていますが、高級感がすごいですね。ワウなのに。ハイエンド感。かっこいいです。(ただ金属部分はすぐ触るとべたべたになるので、ここは何らかの加工がされていてもよかったかも)

 実際に持ってみた感じはマジで軽いです。ボードに入れてもこれなら許せます。

 踏み心地も合格。前にいったん踏み込むことでオンになるタイプです。トルクの感じも心地よいです。一つあるとすれば足が大きい人はランプが隠れてしまうのでオンオフが確認しづらいですね、、、ワウを切ったと思ってたらオンだったってことが一回ありました。。個々はサイズ的に仕方ないことですが、要注意。

 コントロールは盛りだくさん。。公式サイトから引用。

BIAS CONTROL
ワウサウンドの要となる第一段目のトランジスターのバイアスコントロールです。時計回りにノブを回すと低音域のワウエフェクトが強調されます。逆に回すとスムースでクリアーなワウサウンドを得られます。
※ツマミを回すとノイズが発生しますが故障ではありません。
WAH Q CONTROL
このノブは、Q(フィルタピーク)をコントロールします。フィルタ効果のかかり具合を調節します
TREBLE & BASS CONTROL
2バンドEQ は、+/-15dBの可変幅を提供します。さまざまな演奏スタイルと機材に対応させるために便利な機能です。

ADJUSTABLE RUBBER STOPPER
ペダルの裏面下部に位置するこのラバーバンパーは、ペダルの可変範囲を決めます。

ADJUSTABLE PEDAL TORSION
ペダル右横のナットを調整することにより、ペダルのトルク調整が可能です。

INTERNAL DIP SWITCHES 4回路のディップスイッチで、細かな調整が可能です。

ワウのトーダウンポジションのトレブル域の調整をします。
Input Gainトリマーを有効にします。オフ時にはトリマーは無効になります。
プレゼンスをコントロールします。オフ時は、アグレッシブな高音域を得られます。
ワウの周波数範囲をコントロールします。オン時は低音域が強調されます。

 なんとまあ、、、こんなに充実してるワウが他にあるんでしょうか。サウンドの基本は1960年代のイタリア製のワウ。エリッククラプトン、ジミヘン、ジミーペイジの音を想像してもらえれば。かなりコントロールでワウのかかり方、音質を調整できます。

 高温がきついとか、ローが出すぎという場合でもカットできますし、抜けを良くしたければプレゼンスを調整するとか、、とにかくワウサウンドを追いこめます。

 Crybabyのようなえぐいワウには寄せきれないように思います。やっぱりXoticというべきか、端正で上品なイメージを使ってみて持ちました。音は動画を見てみるとよくわかっていただけると思います。クリーンでもしっかりかかってくれますし、耳あたりが良い。

 ただ、ネックは価格ですね。普通のワウの二倍とかしますから。ただ普段からワウをよく使う方で重さに困っているとか、音の作りこみに不満が、という方は本当試してみるべし。

逆にそこまで、、、という方はコントロールの多さで混乱する危険性が。。そんな方はCrybabyのMiniがいいと思います。なんも考えなくてもえぐい音が出せるので。てなかんじでした!



posted by ミウラ at 20:18| Comment(0) | 機材レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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